趣 旨
人生100 年時代に向けて、生涯を通じて豊かに生きるための学びが可能な社会と教育体制の構築がますます重要になってきている。中国には「十年樹木、百年樹人」のことわざがあるが、これは優れた人材を育てるのは、いかに大切であり、且つ時間もかかることだとの意である。人々が自らの人生を設計し、乳幼児教育、青少年教育、成人のリカレント教育、高齢者教育など、様々なライフステージに応じた学習が必要である。
また、基礎教育から高等教育までの様々な教育体制の再構築が求められ、生理的弱者や社会的弱者などの学習と福祉の課題に対応した教育体制の整備も不可欠である。
さらに、ポスト・パンデミック社会を見据え、ICT 教育をはじめ、様々の教育手段の活用も求められている。時代の変化に応じる人を育てるのは我々教育者の使命であり、本中日教育研究学会の役割とも重なる。
本シンポジウムでは、中国と日本教育の架け橋として活躍してきた中日教育研究学会として、中日両国教育の歴史と現状について交流・意見交換・再検討する。中国と日本における様々な教育分野で活躍する若手研究者が、中国と日本の最新の教育事情について議論し、中国と日本の教育研究者との交流の活性化を目指す。
目 的
・中日両国の教育交流について意見交換・再検討
・中国と日本の最新の教育事情について議論する場の提供
・中日教育研究学会における中国と日本の教育研究者との交流の活性化
・若手会員の活躍の場の提供
開催日時
2021年9月26日(日)日本時間14:00~17:30